寝違いの鍼
両側の寝違いならば頸部刺鍼をおこない、
背部へは第7胸椎くらいまで夾脊穴を使います。
片側の寝違いなら、
痛む側を上にして側臥位にします。
そして、
片側の夾脊穴へ刺鍼します。
上天柱や上風池から刺鍼して、
側頸部の中央ラインを上部から下部に4本排刺します。
ここで注意することは、
頚と方が交わるラインから下には刺鍼しないことです。
そのカーブから下へ刺鍼すると、
気胸が起こる可能性があるので要注意です。
中斜角筋へ刺入したら、
その前にある前斜角筋へ刺入します。
横向きなので4本刺入します。
後部へは、
後斜角筋と肩甲挙筋の2列に4本づつ排刺します。
こうして40分置鍼すると、
大体の寝違いの痛みが消え、
頚が回るようになります。
それでも、
痛みが取れない場合は運動鍼をおこないます。