腱鞘炎も鍼
腱鞘炎は、
腕橈骨筋と長・短橈側手根伸筋や、
長母指屈筋、長掌筋などの過緊張から発生します。
これらの筋肉を使いすぎているために、
腕の筋肉が異常な収縮を起こしています。
筋肉が収縮すると縮む方向に働くので、
筋肉付着部が引っ張られて、
腱鞘付近で炎症が起こり、
痛みが誘発されるのです。
したがって、
上記の筋肉を鍼で弛めてあげれば、
ほとんどの場合は完治します。
原因は人それぞれですが、
共通しているのは、
仕事やスポーツにおいて特に手関節や、
肘関節をひねる動作が多い方になりやすいようです。
腱鞘炎は、
軽度であれば1~2回で完治しますが、
重度であってもほとんどのケースで、
治療後に安静を心がければ、
3~8回くらいで完治します。
ただし、
日常的に無理に手を使う方は、
治りが遅れる場合や治らないケースもあります。
したがって、
基本的には鍼治療と同時に手を休めることが大事で、
言うまでもありませんが、
治った後の使い方がとても重要であると言えます。
それでは、
あなた様の腕がいつまでも健全な状態でありますように。