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テニス肘、ゴルフ肘、野球肘の鍼

スポーツ疾患の中でも、

テニス肘やゴルフ肘、野球肘(以後スポーツ肘と書きます)

といった類は、

大体原因は同じです。

 

自身の筋肉以上の負荷がかかっている為の、

筋肉のオーバーワークが痛みの原因です。

 

練習に対してストイックな方や、

休息を取るのが苦手な人に

スポーツ肘はなりやすいようです。

 

痛みが出てしまうと、

自分の筋力をあげようにも無理はできないので、

まずは適切な治療が必要であると思います。

 

スポーツ肘の痛みの原因を起こしている部位は、

内側上顆炎と言いますが、

肘の骨の部位に直接鍼をしても、

すぐに元の痛みに戻ってしまうようです。

 

外側上顆炎(男性に多い)の場合もあります。

 

なので、

肘の周りの過緊張を起こしている筋肉を緩めてあげないと

なかなか治っていきません。

 

スポーツ肘は上腕筋が損傷していることが多いです。

上腕筋は腕から肘をまたいで

尺骨に繋がっていますので

肘の痛みがあるときは上腕筋を緩めます。

 

次に、

テニス肘やゴルフ肘

腕の屈筋群がやられることが多いので、

そこに関わる筋肉も鍼で緩めていきます。

 

筋肉でいうと、

橈側手根屈筋や尺側手根屈筋、

浅・深指屈筋、円回内筋辺りです。

 

内側上顆の辺りは、

いろんな筋肉が付着するので

触診により硬くなっている筋肉に

鍼をしていくのがポイントです。

 

これで状態にもよりますが、

5〜6回くらいやれば大体良くなるようです。

 

1回でも痛みは半分くらいは取れますが、

すぐに練習を再開したり、

腕を使いすぎたりすると元の痛みに戻っています。

 

練習しながらですと

8〜10回くらいかかる場合もあるようです。

 

鍼をした後に

いかに休息をしながら鍼をして治療をしていくかが大事です。

 

特にスポーツ選手の多い肘の痛悩みですが、

痛みから早く解放されることを願います。